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学会事務局

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社名 日本部分矯正歯科学会・事務局
住所 東京都豊島区西巣鴨2-7-8
たつや歯科クリニック内
メールアドレス 準備中

部分矯正によくあるご質問

Q1.歯ぎしりは噛み合わせが原因ですか?

A.関係ありません

以前は噛み合わせが悪いと歯ぎしりするという歯科医もいましたが、いまでは、歯ぎしりはストレスが原因であることが多い、という説が主流です。
実際、正常な噛み合わせなのに歯ぎしりする方もいらっしゃいますし、逆に歯並びがガタガタなのにまったく歯ぎしりしない人もいます。
これまでまったく歯ぎしりしなかったのに、引っ越しをしたり転勤になったりと生活環境が変わって歯ぎしりするようになってしまうケースもありますし、逆にストレスの原因を取り除けば歯ぎしりがなおることもあります。
できるだけリラックスして過ごせるように心がけていきましょう。

寝ているときの予防法としては、枕を首の付け根のほうに置くこと。そうすることで口の緊張がとれて、噛みしめを起こしにくくすることができます。
また、布団の中は眠るだけの場所と決め、布団に入ったら何も考えないようにしましょう。どうしても考えなければならないことがある場合は、一度布団から出て考えるようにしましょう。

Q2.滑舌の悪さは噛み合わせが原因ですか?

A.ケースバイケースです。舌に問題がある場合も

噛み合わせが悪いことが原因となっている人もいます。下の歯のほうが上の歯よりも前に出てしまっている「反対咬合」や受け口の人は、歯のすき間から空気が抜けやすいので滑舌が悪くなりがち。
「滑舌悪い芸人」などと言われているタレントの諸見里大介さんの場合も、受け口なのでなめらかに話せないのは仕方がないと思います。

あとは、歯並びではなく舌の筋力が弱いために滑舌が悪い場合もあります。
お子さんの場合は、舌の裏側にある「舌小帯」という筋が舌の先のほうまで伸びていると、舌の動きが制限されてうまく食事ができなかったり舌足らずな話し方になったりするため、この筋を切ることで滑舌の悪さがなおることもあります。
以前はメスを入れて縫っていましたが、いまはレーザーでカンタンに切ることができます。当院でも日常的に多くの患者さんが行っており、舌の動きがよくなったという声をいただいています。

Q3.乳歯の前歯にすき間があいています

A.問題ありません。すき間がないほうが心配です

6歳くらいになり、乳歯から永久歯に生えかわる時期になると、前歯にすき間ができる場合があり、「このままでは将来すきっ歯になるのでは?」と心配する方がいます。しかし、乳歯にすき間ができるのは、あごが成長している証拠。まったく心配ありません。
むしろ、乳歯の段階ですき間がないと永久歯はきれいに並びません。生えるスペースが狭いなかで永久歯が生えてくるため、並びがガタガタになってしまうからです。つまりこの時期にすきっ歯だからといって矯正する必要はないのです。

永久歯のすきっ歯の原因はさまざまですが、本来の歯の本数よりも多い余計な歯である「過剰埋伏歯」が前歯に影響し、すき間をつくっていることがあります。レントゲンでこの歯が認められた場合は、抜歯してから矯正治療を行います。
また、上唇の内側に「上唇小帯」という筋がありますが、それが前歯のほうまで伸び、歯を圧迫することですきっ歯になってしまうケースもあります。この場合は、上唇小帯をレーザーでカンタンに焼き切ることで解消できます。

Q4.最近、歯の着色や黄ばみが気になります

A.毎日の習慣と数か月に一度のクリーニングで改善しましょう

着色の原因はコーヒーや緑茶、赤ワインといった飲み物や、カレーやスパゲッティ、チョコレートといった色の濃い食べ物、それからタバコや色つきのうがい薬などです。できれば色のつきやすいものを飲食したりタバコを吸ったりしたあとには歯磨きをしたいところですが、毎回は磨けないと思うので、最後にひとくちミネラルウォーターを飲む習慣をつけましょう。色の濃い食べ物を摂ってそのまま放っておくことが着色につながるので、お水を飲むだけでずいぶんと変わります。

あとは、歯科医院で歯のクリーニングを行いましょう。
自分でホワイトニング用の歯磨き粉を使っている人もいるかもしれませんが、ホワイトニング効果をうたっている歯磨き粉には研磨剤が含まれているので少し心配です。
特に、研磨剤の粒子が大きいものだと、歯が削られすぎてしまい、そのあとコーヒーや赤ワインを飲んだりタバコを吸ったりしたときに余計に着色がついてしまう可能性があります。

ぜひ一度歯科医院でクリーニングを行ってください。ホワイトニングを検討していた人も、歯医者でクリーニングをしたら着色が除去されて意外とそれだけで満足してしまうというケースもよくあります。

当院では、以下の要領でクリーニングを行っていきます。

1 超音波を利用して歯の表面や歯肉の中に付着している歯垢をキレイに取り除きます

2 1のクリーニングでは取り切れなかった細かい歯垢やバイオフィルムを、専用の研磨剤とやわらかい清掃器具を使用して完全に磨き落とします

3 汚れをつきにくくするために、仕上げようのキメの細かい研磨剤と柔らかい清掃器具を使用して、歯の表面をツルツルに磨き上げます

4 歯の質を強くするためにフッ素を塗布します。汚れのない状態で 行うため、より多くのフッ素が取り込まれ効果的です

当院の場合は、税抜き価格5000円で上記のクリーニングを行うことができます。
クリーニングは3~4か月に一度行うことで効果的に虫歯や歯周病、歯の黄ばみを予防することができます。

Q5.歯周病ってなんですか?原因は?

A.歯茎が炎症を起こし、歯周ポケットにばい菌が入る症状

歯周病は、歯を支える歯茎が炎症を起こすことで、骨が溶け出してしまう症状のこと。歯と歯茎の間には歯周ポケットと呼ばれるすき間がありますが、そこにばい菌が入ることで骨が溶け、歯がぐらついて最終的に抜けてしまいます。
歯周病は、初期では痛みも違和感もなく進行するため、歯茎が腫れたり口臭が発生して初めて気づくというケースが大半です。

歯周病を予防するためには、原因となるばい菌を減らすため、毎日の歯磨きを正しく行い、クリーニングなどでプラーク(歯垢)や歯石を取り除いていくことが大切です。

最近歯茎が痩せてきた、という人は、加齢が原因の場合と歯周病が原因である場合もあります。歯周病は口臭にもつながるため、歯科医に行って正しく治療を行っていくことが大切です。

Q6.そもそも、歯磨きの目的って?

A.虫歯や歯周病予防だけでなく、全身の健康維持のために必要

歯磨きをすること、虫歯や歯周病予防のために必須です。
そもそも、虫歯や歯周病になってしまうのは、どちらもプラーク(歯垢)が原因です。プラークとは、口の中の水分や食べ物のカスを栄養にして繁殖した虫歯菌や歯周病菌が、ネバネバした「デキストラン」という物質とともに歯に付着したもの。
つまり、歯磨きをしなかったり、歯磨きをしても歯の間に食べカスが残っていると、プラークが形成されやすくなってしまうのです。

歯磨きをして口の中を衛生的に保つ目的は、虫歯や歯周病を予防するだけではありません。口の中は、人間の体のなかでいちばん細菌が多い器官なので、キレイに保っていないと病気になりやすくなってしまいます。
例えば、お年寄りや体力や落ちている人は、食べ物や唾液を飲み込むときにむせて肺に侵入してしまい、細菌が繁殖して炎症を起こし、肺炎になってしまうことがありますが、このとき口の中が衛生的であれば、炎症がそれほどひどくならないこともあります。
細菌が血液の流れに乗ることで、心筋梗塞の原因にもなります。
健康のために、口の中は衛生的に保つ必要があるのです。

Q7.正しい歯磨きとは?

A.ブラッシングで汚れを取ることが大切です

歯ブラシを使って、汚れを除去する。これが、正しい歯磨きです。
たまに、マウスウォッシュの液体で口の中をゆすぐことを歯磨きがわりにしている人がいますが、これだけでは歯と歯の間の食べカスが取れないので、NG。必ず歯ブラシを使って磨いてください。
歯間ブラシやデンタルフロス、糸ようじなどを使用している人もいるかと思いますが、これはどうしても歯ブラシの毛先が届かない場合のみに使う補助的なものなので、やはり基本は歯ブラシで丁寧にブラッシングすることが第一です。

正しい歯ブラシの使い方は歯並びによっても違うので、一度歯科医院 で指導を受けるのがベストなのですが、もし自分で磨きグセを知りたい場合は、歯垢染め出し液を購入するといいでしょう。液体を口に含むと 歯垢がついている部分のみに色がつくので、磨き残しがわかるのです。おそらく、小学校のとき、歯科衛生指導で体験したことがあるのではないでしょうか。
染め出し液は、インターネットで誰でも購入できます。錠剤タイプのものもあるので気楽に試してみましょう。
お子さんがいる場合は、仕上げ磨きをしっかり行ってあげるために、ぜひ試してみて下さい。

Q8.食後すぐに歯を磨かないほうがいいと聞いたことがあります

A.すぐに磨いてください

テレビなどで「食事のすぐあとに歯を磨くのはよくない」といった情報を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。このように言われる理由は、食後の口の中は酸性に傾き歯がやわらかくなっており、そこでゴシゴシ歯磨きをすると歯が傷つくから、という理屈のようです。
しかし実際は、歯の表面は酸に強いエナメル質でおおわれているので、よほどの力がかからない限り歯が傷つくことはありません。
むしろ、食事の直後から虫歯をつくる菌の繁殖は進むので、早めに磨きましょう。
「食事のあとに数分待ってから歯磨きしよう」と思っても、忘れてしまいます。「食べたら歯磨き」を習慣づけるほうがよほど虫歯予防に効果的です。

Q9.歯ブラシの選び方について教えてください

A.かかりつけ医に相談してください

手動の場合、ヘッドが大き過ぎると奥に届きにくいのですが、小さすぎると歯に当たる面積が少ない分歯磨きに時間がかかるというデメリットもあります。
毛のかたさに関しては、健康的な歯と歯茎の場合、ふつうのかたさでいいと思います。歯周病がある人はかたいと歯茎を傷つけやすくなるのでやわらかめをおすすめすることもあります。

電動歯ブラシには2種類あり、ただ電動で動くだけのものと、音波の水流で歯垢を除去してくれる音波歯ブラシがあります。せっかく使うのであれば、音波歯ブラシを選びましょう。
注意したいのは、電動歯ブラシは手動の歯ブラシと使い方がまったく異なること。基本的に電動歯ブラシは、シャカシャカ動かさなくてOK。歯にまんべんなく歯ブラシを当てていくだけで完了します。
いずれにしても、通っている歯科医院の医師や衛生士に相談するのが いちばん信頼できます。あなたの歯のクセを誰よりもよくわかっているので、正しい指導を行ってくれます。
かかりつけ医がいれば「こういう歯ブラシを使ってみたいんだけどどうですか」と気軽に聞けるので、やはり信頼できる歯科医との出会いは大切だと思います。

Q10.歯磨き粉の選び方について教えてください

A.目的や使用感で選びましょう

歯磨き粉は、虫歯予防のためにフッ素が配合されていたり、着色を除去するために研磨剤が含まれていたりと目的によって配合成分が違うので、歯に関する悩みや使用感で選ぶのがいいと思います。
大人の方で特に気になる症状がなければ、虫歯よりも歯周病予防をうたっている歯磨き粉がおすすめです。
さきほども申し上げたように研磨剤が含まれているものは歯を削りすぎる恐れがあるため研磨剤が含まれていない歯磨き粉がいいのですが、使い続けると着色が気になるという人もいます。

ひとつ言えるのは、泡立ちがよすぎるものは「磨いたつもり」になりやすくなります。それでもきちんと磨ける場合はいいのですが、磨けていないのに終わらせやすくなるので注意しましょう。ただし泡立たないものは使用感がよくない、という人もいます。

歯科医と相談の上、好みで決めるといいと思います。

Q11.口臭が気になります

A.舌の汚れが原因かもしれません

口臭の原因は、虫歯と歯周病、それから舌苔といわれる舌の汚れです。
虫歯や歯周病は毎日の歯磨きで予防することが大切。
舌は、汚れがたまると白くなってきてしまいます。歯磨きの最後に通常使っている歯ブラシで舌を軽く2~3往復することで、舌の汚れを除去することができます。
毎日、寝る前の歯磨きのときだけでも舌のブラッシングを行うと、舌苔の改善に効果が見られますので、行ってみてください。
それでも口臭が直らない場合は、内臓が原因となっていますので、一度内科で検査してみるといいいでしょう。

Q12.キシリトールって効果はあるんですか

A.虫歯がなおるわけではありませんが、予防には効果的です

キシリトールは、「虫歯菌が利用できない甘味料」。つまり、いくら摂取してもそれが原因で虫歯になることがないため、安全です。
口の中には、糖分を摂取して酸をつくり骨を溶かす「ミュータンス菌」がいるのですが、この菌はキシリトールを摂取しても酸をつくり出すことができないのです。
虫歯の原因をつくり出さないばかりでなく、キシリトールを摂取することでミュータンス菌を歯からはがれやすくすることもできます。研究 によれば、キシリトールガムなら1回1粒を1日4回以上摂取するといいと言われています。ガムのほか、タブレットも販売していますが、商品によって濃度が異なります。
できるだけ、ほかの人工甘味料などを使用せず、100%キシリトールのみでつくられているものを選びましょう。
キシリトールは妊娠中に食べても安全です。

摂取において注意したいこととしては、一度に多量に摂取するとおなかがゆるくなることがあるのでご注意ください。
また、キシリトールを摂取することで虫歯がなおるわけではなく、あくまで予防なので、その点はご理解ください。

Q13.妊娠中の歯科治療で注意すべきことは?

A.本格的な治療は、安定期に入ってからのほうが無難です

妊娠中の歯科治療の場合は、必ず妊娠している旨を歯科医師に伝えるようにしてください。母子手帳を提示し、産婦人科から注意を受けていることは、歯科医師にも伝えることです。
5章でも申し上げた通り、歯のクリーニングや小さな治療であればいつでも治療可能ですが、深い虫歯の治療などは妊娠5~7か月の安定期に行うほうが安全です。

妊娠初期の場合は、レントゲン撮影は避けたほうが無難ですが、むやみにこわがってレントゲン撮影をせずに治療を進めると的確な治療が行えないことがあります。
歯科のレントゲンでは赤ちゃんにX線が直接あたることはほぼありませんし、デジタル撮影であれば、従来の1/4~1/10の線量での撮影が可能です。

Q14.妊娠中に薬を飲んでも大丈夫ですか?

A.基本的に大丈夫ですが、服用しないに越したことはありません

歯科治療で使用する痛み止めや化膿止めのための薬のほとんどは、妊娠中であっても比較的安全に使用できます。ただし、服用しないに越したことはありません。服用は歯科医師の指示のもと注意して行って下さい。

歯科治療で主に使われる薬には、以下のものがあります。
◎アセトアミノフェン(痛み止め)...小児用の痛み止めとしてよく使われる。安全性が高く、妊娠中や授乳中でも服用可能。市販の痛み止めには注意が必要な成分が含まれることもある。
◎ペニシリン系、セフェム系(化膿止め)...安全性が高いため服用に問題ない。マクロライド系も服用可能。
◎うがい薬、口内炎軟膏...これらの薬の使用で問題になることはまずない。ヨードがアレルギーを引き起こすことがあるので注意。
◎フッ素...歯磨き粉に含まれるフッ素濃度では、ほとんど問題ない。
◎キシリトール...摂取できる。

Q15.つわりで歯磨きができません。どうしたらいいですか。

A.無理をせず、体調のいいときに磨きましょう

妊娠前まではなんともなかったはずの歯磨きですが、つわりの時期には辛くてできなくなってしまうことも。
つわりのときは、無理をせず、体調のいい時間帯に磨くようにしましょう。
テレビを観ながら、音楽を聴きながら、お風呂に入りながら、といった「ながら磨き」でリラックスして磨きましょう。

歯を磨くときは「ぶくぶくうがい」を十分にして汚れを落とし、顔を少し下向きにして歯ブラシを小刻みに動かしましょう。
歯ブラシは小さめのものを選ぶことで、つわりを防ぐことができます。
においの少ない歯磨き剤を選ぶことも忘れないようにしてください。

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